クモハユ74製作記〜総武線の荷電編成・2
1..製作意図(前書き)
◆前書き
  総武武の「荷電編成を作る」の第2弾をご披露させて頂きます。 幕張電車区所属の74形と言っても「クモハユ」と「クモユニ」の2形態が存在していました。 ほかに津田沼電車に「クモハ(クモハ74)」がごく短期間,存在していましたが営業することなく郡山工場へ戻されクモハユとして再改造されてしまいました。 第2弾はこのクモハユ74にクモユニ74が混ざった編成です。 
◆編成について
今回は以下のような車号の4輌編成です。
両国
クモユニ74012 クモハユ74002
千葉
クモハユ74001 クモユニ74013
◆模型製作上の車号による差異
  クモユニ74だけの編成では「幕板部分の塗り分け」が差異でしたがクモハユを含んだ編成では「クモハユ74」の扉が車号によってマチマチである事が加味されます。 このため,計3種の扉が必要と成りますがピノチオ模型の廃業でキットに含まれる部品を使用するはめに成りました。   
 
全て「ピノチオ模型」製ですが廃業で入手できなく成りました。    キットの部品はAです(左端)。他はこの部品から作り出しました。
 
     
◆車体キット
 クモハユ74の車体は「しなのマイクロ製」を利用しました。 クモユニ74はいわゆる「浜松スタイル」の四隅にRが付けられたタイプなのでスクラッチ(ただし正面のみ谷川模型製)しました。 しなのマイクロ製キットの3段窓はそのままでは見劣りするので手を加える必要があります。
 
しなのマイクロ製車体キット;もう1輛(右・下段)はジャンクでクモハユ74002に利用する予定。   クモハユ74002に成る車体は既に組まれた状態で当工房にありました(但し,ジャンク)。
 クモユニ74の車体(扉含む);スクラッチ。 正面は谷川模型製。    浜松Rが特徴のクモユニ74;
 
   
◆場合分け
  編成図や車号で分かるよう数種の車輌が含まれます。 これを一括して述べるには合理的ではありません。 このため,以下の通りサイトを分ける事にしました。   
 
総武線の荷電編成・2
エントリー
車体,屋上の製作 クモハユ74(Mgc74001,Mgc74002)  着工 Report_2_1.htm 
クモユニ74(Mpgc74012,Mpgc74013)  未着工 Report_2_2.htm 
床下機器の加工と配置 クモハユ74(Mgc74002,Mgc74003)  未着工 Report_3_1.htm 
クモユニ74(Mpgc74012,Mpgc74013])  未着工 Report_3_2.htm 
 
◆参考資料
製作には以下の資料を参考にしました。クモユニ74は既に「クモユニ74の編成」で紹介済なのでクモハユの分のみをご紹介致します。
資料No. 西暦 通巻 趣味誌名 内容 筆者,編者
[敬称略]
ページ
001 1972 04 国鉄電車ガイドブック 旧性能電車編(上) 浅原信彦 P.199,200
002 1990 11 84 レイル・マガジン 国鉄郵便・荷物車輛の歩み
[クモユニ74,クモハユ74]
鉄道友の会車輛史研 P.71
003 2004 04 247 レイル・マガジン ガイドブック 最盛期の国鉄車輛S
「郵便・荷物車」
浅原信彦 P.116
004 2002 03 ヤマケイ レイルブックス1 20世紀なかしの旧型国電 沢柳健一
坂 正博
P.25
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総武線の荷電編成製作記(2)
車体,屋上の製作
(クモハユ74) : 2_1
車体,屋上の製作
(クモユニ74) : 2_2
床下機器の加工と配置
(クモハユ74) : 3_1
床下機器の加工と配置
(クモユニ74) : 3_2
塗装,電装,完成
図面,製作図